私は雑居ビルのテナントが苦手です。
私は雑居ビルに入っている店に行くのが苦手です。
正確には、好きな店やショップが入っている建物が雑居ビルだと落ち着きません。
今回はそんな私が、雑居ビルに入っている「憧れのメイドカフェ」に行った思い出を綴ります。
あこがれのメイドカフェは「雑居ビル」に。
多分2010年頃。福岡から東京へと好きなバンドのライブへ。
その帰りに私は、某妹系メイドカフェを目指すべく、秋葉原へ。
理由は、某テレビ番組で見た「Kさん」というメイドさん(そのお店では”妹”という設定)に一目ぼれ。
会いに行きたい!と思ったから。
当時流行っていた大手カフェとは違って、小さな個人経営のようなカフェでした。
いざ地図の位置するお店の住所に行ってみると、THE 雑居ビルの2階…!
一階はラーメン屋だったかたこ焼き屋だったか…
確かに金属製の銀色のフロア案内には、お店のロゴ。
乗ってみたエレベーターは、定員3人ほどの狭いもの。
本当にお店があるのか…ヤバイところに来てしまったのではないか…
謎の緊張感を抱えてみても、2階なので一瞬。
「ピンポーン」の音と共に扉が開き…
Kさん「おかえり、お姉ちゃん~!」
そうなのです、「開いた瞬間お店」スタイルのビルだったのです。
奇跡的に出勤だったKさんから「おかえり」と言われても、突然のワールドにパニック。
何を食べたのか何を飲んだのか、酒も飲んだのか…記憶がありません()
カウンター席で
Kさん「おねーちゃんなにしにきたの?」
わし「Kさんに会いに来ました(お姉ちゃん設定なのに敬語)」
Kさん「絶対嘘!またまた〜!(笑)」
って話はしたかな…
わし「○○のライブの帰りに来ました(お姉ちゃん設定なのに敬語)」
Kさん「まじ!私もその界隈好きだよ!だからこの名前(笑)」
って話もしたかも…
帰り際にポイントカードを作ってもらったのですが、
「○○おねえちゃ♡♡」
とカードに名前を書いてくれて…
名前を聞かれたわたしは、「がお」という名前と同じくらい可愛げのない当時使ってたニックネームをKさんに伝えました…
今思えば、本名の下の名前伝えて、呼んで貰えばよかった…
せっかく会えた奇跡を、冷静に過ごせなかったという苦い思い出でした…
雑居ビルのお店は「心の準備が出来ない」から苦手。
なぜ私は雑居ビルのテナントが苦手かというと、「心の準備ができないから」です。
私の10代のあこがれは、地元福岡天神の商業ビルに詰まっていました。
8階まである商業ビルのエスカレーターを登り…
途中にある憧れのブランドのマネキンたちにわくわくし…
沢山あるテナントの隙間から見えるブランドロゴにどきどき…
しかし雑居ビルでは、そのような「前フリ」はほとんどありません。
団地のような重い鉄の扉が並んだフロアで、「こんな所にあのお店があるのだろうか」という不安感に苛まれ…
インターホンを押すべきか悩みながらドアを開けた瞬間、突然のお店ワールド…
どんなお店もわくわくしながら足を運んでいるはずなのに、いざ訪れるとなんだか心がザワザワしてしまうのです…
おわりに。私とKさんのその後。
本当は他にも大阪のロリィタファッションのショップ、浜松のカウンターバー、渋谷のピアススタジオなど、こりずに雑居ビルに挑んだ思い出はあるのですが…
早く雑居ビルのお店をすみずみまで美味しく味わえる、オトナかいじゅうになりたいと思うがおなのでした。
ちなみに、このメイドカフェには都内に遊びに行った際に2回ほど行ったのですが…
Kさんのシフトにあたることはありませんでした…
気が付いたらKさんは、そのカフェを卒業されていました…
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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